AI(人工知能)特許について
AI(人工知能)関連発明
現在、第3次AIブームによってAI関連技術の特許出願が急増しています。
AI関連技術とは、DNN(DeepNeuralNetwork)による深層学習(ディープラーニング)などといった機械学習を既存技術に応用したものや、機械学習の新規アルゴリズムなどです。
AI関連技術の応用分野は、画像処理、ロボティクスなどの機械制御を中心に多岐に渡っており、ビジネス上の競争力強化の観点から無視できなくなってきています。
そのようなAI関連分野の発明の特許出願については、既存技術の知識・理解に加え、AI固有な技術の知識・理解が不可欠です。
実務スキル
AI関連分野の特許出願については、AI技術の技術的な知識・理解が必要ですが、それだけでは足りません。
AI関連発明の技術的ポイントを的確に抽出し特許化していくことが重要になります。単に、DNNを使用しました、と言うだけでは特許化は難しいです。
そのため、技術的ポイントの抽出、および既存技術との差別化をどの切り口で行うかが鍵となり、弁理士(代理人)にはその点の実務スキルが要求されます。
AI関連分野の発明としては、モデル(システム)自体、機械学習方法、アノテーション手法など、様々な切り口が想定されます。
何でも特許出願すればよいわけではなく、 侵害発見の困難性、ノウハウ秘匿なども考慮しつつ、特許出願すべき発明を選定していくことが重要です。
AI関連発明の実績
当方では、既に特許化したものを含め、AI関連分野の特許出願に関し、種々の代理実績があります。
[特許化済]特許第6625898号、特許第6647632号、特許第6861437号など。
特許第6625898号(PDF)(補聴器フィッティング装置・・・)
特許第6647632号(PDF)(機械学習用訓練データの生成)
特許第6861437号(PDF)(取引市場予測システム・・・)
[特許出願済]特開2019-046018、特開2019-109562、特開2020-042503など。